学校法人 南山学園 南山高等学校・中学校女子部Nanzan Girls’ Junior & Senior High School

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朝のこころ(2019年2月4日)

2019.02.04News

今週は、ピーター指導司祭による「朝のこころ」です。

2019年2月4日 朝のこころ

南山の教育:国際的視野の育成

おはようございます。どうぞ挨拶して、ご着席ください。

先日、冬休み、イタリア研修に参加した皆さんの書いた感想文・日誌のまとめのものを読ませていただきました。研修の8日目の感想文・日誌で、「今まで南山という狭い世界からキリスト教を見ていたが、世界やイタリアでのキリスト教を感じることができた」と書いてあります。研修に参加した皆さんの中の誰が書いたか分かりませんが、大変感動して、私は何回も繰り返し読ませていただきました。読んだ瞬間に、ぜひこの感想文を全校生徒に紹介しておきたいと思っていました。わずか一行ではありますが、大事なメッセージを伝えています。本校の様々な行事の存在意義、様々な行事に対する皆さんの姿勢と理解、どれだけ自分たちの成長のために生かしているか改めて振り返る機会になればと思います。

 引率された先生方、海外研修委員会の先生方とも話しましたが、こういった感想はまさにイタリア研修について見事にまとめてくれたと思います。また、皆さんがそのように体験し、今までは知らなかった、気付かなかった、大事なことを学び、目が開き、視野を広げる機会となった、それは、イタリア研修の狙い・目的の一つが達成したと確信することができたと思います。引率された先生方をはじめ、南山女子部の教員として大変誇りに思い、嬉しく思っています。冬休みを犠牲にしても、皆さんが積極的に取り組み、その結果、大きく成長するならば、ぜひ連れて行ってあげたい、これからも先生方はそう思っていると思います。本校の様々な行事、海外研修のみならず、そのすべてが皆さん一人ひとりを育っていく、ますます大きく成長するようにという先生方の思いを忘れず、常に感謝の心をもって、これからも積極的に様々な行事に参加していただきたいと思います。

 南山の教育の特徴の一つである「国際視野の育成」をぜひこの機会でも、思い出していただきたいです。周囲に対する心配り、多くの人とのつながり、関わることを求めているのです。海外研修や様々な行事だけではなく、普段の学校生活でも、気持ちよく挨拶すること、悪口ではなくお互いに励まし合う言葉など、そのすべてが自分の狭い世界を乗り越えて、視野を広げるのに大変大事なことです。南山生として、内向きの狭い世界から、多くの人と関わり、広い世界へ、視野を広げて、ますます大きく成長することを心から願っています。

(写真はサンピエトロ大聖堂)

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