学校法人 南山学園 南山高等学校・中学校女子部Nanzan Girls’ Junior & Senior High School

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朝のこころ(2018年12月3日)

2018.12.03News

今週は、ピーター指導司祭による「朝のこころ」です。

2018年12月3日 朝のこころ

「クリスマスにむけて」

おはようございます。どうぞ挨拶して、ご着席ください。

早いもので、もう12月に入りました。12月というと、私達にとって期末考査もありますが、世間ではやはりクリスマスではないかと思います。お店やデパート、いろいろな地域でクリスマス装飾をはじめ、クリスマスとまつわるイベントなどがすでに行われています。宗教の授業でも話しましたが、実はキリスト教では、25日のクリスマスのお祝いに向けてアドヴェント(待降節)という準備期間が設けられています。今年は、昨日の日曜日から待降節が始まり、クリスマスに向けて本格的な準備が始まるのです。4週間ほどのこの期間、主イエスの誕生を待ちながら、まことの喜びであるクリスマスを迎えることができるように愛、平和、希望に生きる毎日を過ごすことが特にこの期間をもって強く求められるのです。

 ミッション・スクールとして私達一人ひとりにも同様のことが求められるのです。皆さんも見ている通り、エントランスホールと正門の螺旋階段にはすでにクリスマスの馬小屋やイルミネーションなどが飾られて、それは単なる飾りではなく、愛と平和に生きる毎日を過ごし、相応しい心でクリスマスを迎えるようにという大事なメッセージを伝えているのです。
 クリスマス飾りには、貧しい馬小屋があります。その貧しい馬小屋には静かに寝かされた幼子イエスと、愛をもって見守っているお父さんヨセフとお母さんマリアがいるのです。家庭的な暖かみと愛が確かにそこにはあります。貧しい中でも、苦しい中でも、家庭的な暖かさと愛だけは失っていません。その暖かさと愛を持って苦しみを乗り越えるのです。

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 また、クリスマス飾りには、輝いている星とイルミネーションも飾られています。私達一人ひとりを照らし、正しい道に導き、まことの光キリストの誕生を相応しい心で迎えるようにという呼びかけと同時に、キラキラ輝いている星とイルミネーションのように、一人ひとりのちょっとした小さな行動や言葉で、まわりを照らし、明るくすることが期待されます。落ち込んでいる友達に励ましの一言をかける。グループの輪に友達を暖かく迎えてあげる、など、ちょっとしたことでも、ぜひ南山生として生かし、暖かい気持ちで喜びあふれるクリスマスを迎えることができますように。

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