学校法人 南山学園 南山高等学校・中学校女子部Nanzan Girls’ Junior & Senior High School

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朝のこころ(2018年6月11日)

2018.06.11News

今週は、ダシオン校長による「朝のこころ」です。

2018年6月11日 朝のこころ

「服装は心を語る」

 みなさん、おはようございます。

 衣替えは初夏の風物詩と言われています。

 今では服装も自由になり、以前のように6月1日をもって皆がいっせいに夏服に替えるということもなくなりつつあります。各家庭、各自によって五月の下旬にはもう冬服では暑いので、早々と衣替えを済ませたのかもしれません。季節の移り変わりを感じるきっかけも少なくなっていますが、長袖を半袖に替えた着心地の新鮮さ、着慣れた服を片付けて、新しい服に着替えたときの、喜ばしい気持ちなど、服装はわたしたちの心の状態にも深く結びついています。

 カトリック教会においても「衣替え・祭服替え」は頻繁に行われています。

 これは、基本的に祭服の色「緑、白、紫と赤」を、教会の季節とお祝いに合わせて変えることによって、その季節やお祝いの特徴とメッセージを強調するためです。「緑」となれば、「希望をもって生きよう」との呼びかけ。「赤」は「勇気」と「喜び」、「紫」は「反省」、「白」は「神の光に照らされている人間の輝き」との意味を持っています。

 女子部の学校生活においても、冬用の制服と夏用の制服に着替えることもありますが、これは、単に季節に対応するための変化ではなく、心を入れ替えること、自分を元気づけることにつなげていただきたいと思います。

 そして、毎日、同じ制服を身に着けて、学習や部活動、さまざまな行事でともに励んでいる生徒の皆さんが姉妹のように関わり、良き仲間としてお互いを支え合っていくことを願っています。

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