南山の学び

南山女子部の6ヵ年一貫教育

SIX-YEAR INTEGRATED EDUCATION

自ら求め、探し、未来を切り開いていくその先に、豊かな知恵を身につけた自分の姿が見いだせます。

その自分を、多くの友との出会いを通して磨き、お互いに認め合うなかでいつわりのない愛が心にうまれます。

将来出会うであろう人たちを尊敬の念を持って受け入れることのできる、成熟した人になるための時間が南山女子部には流れています。

南山女子部のカリキュラム・ポリシー

「知性を啓き、感性を磨く6年間 全ては真の豊かさのために」

キリスト教精神による6ヵ年一貫教育の目標

中学1年

聖書の言葉

求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば、見出す。叩きなさい。そうすれば、開かれる。
[マタイ福音書7:7]

目標

ひとつひとつ落ち着いて取り組みながら、学校生活に慣れていこう。

メッセージ

13歳は、旅立ちのときです。ただ教えられ、指示され、それに従うことから旅立つときなのです。みずから求め、みずから探し、みずから切り開こうとする意志が目覚めるときです。それは、ときに、ご両親に従うことへの嫌悪を生み出し、先生の指示に対する反発となってあらわれます。それはあなたがあなた自身に目覚めるときであることの『しるし』なのです。さあ、みずから考え、みずから行動する者となる旅へと出発しなさい。

中学2年

聖書の言葉

地上に富を積んではならない。富は天に積みなさい。そこでは虫が食うことも、錆が付くこともない。
[マタイ福音書6:19]

目標

自分自身を見つめ、周りの人とのよりよい関わり方を学ぼう。

メッセージ

目の前に広がる、目に見えるものに目を注ぐだけの人間であってはいけません。みずから考えることを身につけたあなたは、目先の利益や損得計算によって、自分が本当に大切にしたいことに関する判断を左右されてはなりません。あなたは、ものごとの奥へ奥へと分け入って行く深い眼差しを持たねばなりません。そう、あなたの眼差しは「天」に向けられていなくてはならないのです。みずから深く考える、愛深い者となりなさい。

中学3年

聖書の言葉

知恵の陰に宿る者は銀の陰に宿る様なものだ。知恵はその持ち主に命を与える。
[コヘレト書7:12]

目標

自分の行動に責任をもつとともに視野を広げていこう。

メッセージ

いのちは、愛によって充実を獲得します。愛することも愛されることも知らないいのちは、もうすでにいのちと呼ばれる意味はありません。その愛を実現するためにぜひとも必要なものが知恵です。知識は、増やし蓄えることができますが、その知識に対して、用いるべき方向性を指し示すものを知恵といいます。銀である知恵は、その先に黄金のように輝く愛を目指します。あなたは、知恵を身につける使命と責任とを担っているのです。

高校1年

聖書の言葉

愛は忍耐強い。愛は情け深い。愛は自慢せず、高ぶらない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
[第一コリント書13:4・6]

目標

社会の中の自分を意識し、自立と自律へのあゆみをすすめよう。

メッセージ

社会を支えている基本原理は交換システムです。高校は交換システムの中へと歩み出すための本格的準備のときです。交換システムを身につけることを自立といい、そのシステムに基づく判断のもとに行動できることを自律といいます。しかし、人生の充実と喜びは、自立と自律とによって信頼される者となるとともに、交換システムを超えた無償の愛へと方向づけられた知恵をもって生きるところにあることを心に銘記しておきましょう。

高校2年

聖書の言葉

愛には偽りがあってはなりません。喜ぶ人とともに喜び、泣く人とともに泣きなさい。
[ローマ書12:9・15]

目標

社会への眼差しと主体性をいっそう強め、新たな目標を打ち立てよう。

メッセージ

社会性の基本である自立と自律とを身につけたあなたは、すでに主体的に考え判断する能力を身に帯びた者となっています。しかし「わたしがわたしである」ことは「あなたはあなたである」ことを前提としています。ともに喜びともに泣くことができるのは、わたしとあなたとが互いに主体的存在であるときです。この相互承認と互いの主体性への尊敬があるとき、あなたは偽りのない愛を身につけた者となることでしょう。

高校3年

聖書の言葉

ああ、神の富と知恵と知識の何と深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。
[ローマ書11:33]

目標

それぞれの新たな旅立ちに向けて、最大限の努力をしよう。

メッセージ

自分の未熟さを痛切に感じられるようになることを「成熟」といいます。「神の富と知恵と知識の何と深いことか」という聖句は、神への賛美であると同時にみずからの未熟さの深い自覚の表現です。社会性の基本である交換システムを身につけた信頼に値する者となるとともに、出会う一人ひとりを愛と尊敬とをもって受け入れて「みずからの未熟さ」を自覚している成熟した人間として歩み続ける者でありなさい。