授業料など納付金について教えてください。
詳しくは「学費・奨学金」ページをご確認ください。
「人間の尊厳のために」という建学の精神(理念)を、もう少しわかりやすく説明してください。
人は誰でも一人ひとり、かけがえのない価値をもって生まれてきたというキリスト教的世界観に基づく精神です。それはまた、身分や地位でなく、能力でなく、肌の色や容姿によるのでなく、ただ「あなたがあなたである」という単純な事実のうちに最高の価値を認めることでもあります。女子部では、他の何者もあなたにとって代わることはできないという事実、誰もがとりかえのきかないいのちを生きているという事実への認識を深めることを、教育の根幹に据えています。誰かと自分を比較して劣等感にさいなまれたり、優越感にひたったりするのではなく、「私は私だから、あなたはあなただからすばらしい」という誇りと互いの尊敬に支えられた愛のうちに生き抜くこと、それが「人間の尊厳のために」生きることなのです。生徒たちの一人ひとりが、6年間の南山女子部における生活の中で、心響きあうさまざまな出会いに恵まれて生き生きと輝きながら育ち、そうしてかけがえのない自分自身の未来を切りひらいていきますように―私たち教員のこうした共通の願いが、この建学の精神に込められています。
たとえば本校では、学力別クラスの編成や、成績順位を掲示するようなことは行っておりません。また、中学では成績順位を出さず、科目ごとの習熟度・到達度に目を向けるよう配慮しています。順位に一喜一憂することなく、自らの課題をとらえ、克服していくことが学習において最も大切なことだからです。こうしたところに、さまざまな学習活動や行事などを通して「ともに学ぶ」ことを重視した「建学の精神」が具体的に現れています。
「キリスト教精神による教育」といいますが、他校にはない授業・行事などには何がありますか。
日常生活やさまざまな行事の中で、建学の精神が身につけられるよう努めています。たとえば以下のようなものがあります。
- 週1時間の宗教の授業
- 毎日の朝礼、終礼時の聖歌とお祈り
- キリスト教の儀式に則った入学式感謝祭
- クリスマス聖式
- 卒業感謝ミサ
- 中2静修会(2泊3日)
- 希望者参加によるミサ(月に1回程度)
- 希望者参加による中1クリスマス修養会
などが挙げられます。これらを通じて、具体的に宗教的情操を養うように努めています。
6カ年一貫教育のメリットは何ですか。
- 心身の成長の著しい中学と高校の時期は、また、精神的に不安定な時期でもあります。この時期を分断せず、6年間を一つの単位として教育することは、心身の発達にも望ましいことであり、体系的で効果的なカリキュラムの編成もできます。科目ごとの学習内容、目標、方法を体系的にまとめた独自の「学習の手引き」を作成し、生徒に配付しています。
- 中学生・高校生を一緒にした行事・部活動において、組織、リーダーシップ等について学ぶことができます。
- スキー訓練、登山訓練なども、中学生と高校生がともに参加することで、望ましい人間関係を学ぶ機会になっています。
以上のような教育が可能なのは、1学年200人という少人数で6年間を過ごす南山の特徴です。(各学年5クラス編成、高3は文系・理系の比率によって、6クラス編成をとることもあります。)その結果、生徒の状況掌握が容易で、きめの細かい指導が可能になっています。
学習に対する学校の指導体制としては、どんな特色がありますか。
- 6カ年一貫教育によって効果的カリキュラムの編成が可能になります。また、できる限り多くの授業時間を確保するために、期末考査の時期を遅く設定しています。
- 授業内容を精選して、効率よく効果的にレベルアップできるように工夫しています。
- 中学では、到達度が不十分と思われる生徒には、英語・数学を中心に綿密な個別指導や補充授業などさまざまな形でフォローしています。
- 最終的には自ら進んで学習に取り組む姿勢が身につくように、担任や教科担当者と生徒一人一人が相談しながら学習習慣の確立に努めていきます。
- 質問や相談に来る生徒で、職員室はいつもいっぱいです。学習に積極的に取り組む雰囲気が学校に満ちています。
- 教科に対応した各種行事の実施(百人一首大会・読み仮名書き取りコンクール・英語暗誦大会・作文コンクール・合唱大会など)を通して、授業の枠を拡げ、学習を豊かなものにしています。
- 高校では、夏期休暇や放課後などにおいて希望者に対する補習授業を実施し、各自の希望する大学へ進学できる実力を養うよう努めています。(高1高2は英語・数学中心。高3は全受験科目。)
国際的視野をもつ人間の育成という観点から、英語教育を重視しているということですが、その内容について教えてください。
英語科では、1年毎の目標を決めた「英語到達目標」を策定しています。国際的視野を持った人、具体的には英語で「自分の考えをきちんと伝える」・「相手の考えを正しく受け取る」ことを目標に日々の授業を行っています。
中学1年から3年まで英文法の時間は週3時間あります。ただ文法のルールを覚えるのではなく、それを使って自分の意見を相手に伝える活動を大切にしています。さらにネイティブの先生による授業が中学1年生は週1時間(1クラス20名の少人数クラス)、中学2・3年は週2時間あり、リスニング・スピーキングの力を高めています。高校からは教科書で読んだ英文を使って、議論を交わすディスカッションや自分の考えを相手に伝えるプレゼンテーション等の活動を取り入れています。
また本校では「多読」を積極的に取り入れています。図書館には約7000冊、授業用に約2000冊の洋書を取り入れ、英語でストーリーを読み進める楽しさを伝えています。またオンラインでも多読を行い、英語音声を聴きながら洋書を読むことができるので、リスニング力の強化にもつながっています。リーディングとリスニングが重視されている共通テストにも対応しています。
- 英語の授業時間は週5~6時間(高3文系は選択でさらに受講可能)そのうち、中1の週2時間は少人数授業
- 英会話授業(中学2・3年=週2時間、中学1年=週1時間)は、外国人教師による少人数授業
- 英語暗誦大会の実施(中1・2)
- 英検・TOEIC・TOEIC Bridgeの奨励
- 県内・県外で開かれる各種英語スピーチコンテストへの参加
- 夏期・冬期休暇中の海外研修などの実施(希望者対象)
- グローバルスタディーズなど思考力、ディスカッション・プレゼンテーション能力の向上を目指すプログラムの実施
海外研修について
2025年度は、夏にイギリス研修旅行(ホームステイ、高1・2週間程度)他にも夏にアジア(カンボジア・ベトナム・インドネシアなど)研修、冬はイタリアへの研修旅行(ともに高校生・1週間程度)を実施します。詳しくはこちらをご覧ください。
グローバルスタディーズプログラムについて
概要
全体ファシリテーター1名の指導のもと、生徒5~6名のグループに対して1名の留学生(日本国内の大学だけでなく、アメリカやイギリスなど世界トップクラスの大学に通う外国人大学生・大学院生)がつき、ディスカッションやプロジェクトなどをALL Englishで行います。
南山女子部では2021年から取り組み始めた英語科主催のプログラムです。
特色
- 自らの考えや意見を持ち、相手に伝えることの難しさを実感する。
- 相手の考えや意見を適切に受け取る重要性を認識する。
- 1つの事柄に対して、グループメンバーや留学生などを見方や視点に触れ、多様な解釈が存在することを体感する。
- 日本を含めた「世界」を意識して、グローバルな国際的視野を育成する。
- 世界で起きていることが、すべて自分と関わっていることに気付かせる機会を提供する。
プログラムの内容
- ディスカッションテーマ:Positive Thinkingの重要性、My Identityについて考える、Leadershipについて考える
- プロジェクトテーマ:地域活性化イベント、質の高い教育、ダイバーシティ社会
Double Helix(ダブルヒーリックス)について
Double Helixとは「二重螺旋」を意味しています。この二重は、「知識」と「高次元の思考」を指しています。高次元の思考(問題解決能力や批判的思考など)は知識と絡み合いながら向上していくという考えに基づき、ディベート、ディスカッション、プレゼンテーション、アサインメントなどの様々な活動を通じて、生徒たちの高次元の思考を刺激して、深い学びへと導くプログラムです。
概要
2021年はオンラインで、2022年は対面とオンラインの併用で実施され、全国8校(巣鴨学園、鴎友学園女子、駒場東邦、豊島岡女子学園、広尾学園、洗足学園、南山女子部)50名程の生徒が参加しました。講師には、オックスフォード大学やケンブリッジ大学を卒業され、教職や医療などそれぞれの分野の第一線で活躍されている方々で、「芸術」「言語」「医療」「免疫」「歴史」の5講座の課題を、各自で、また時には他校生徒と協働してALL Englishで取り組みました。
特色
- 各分野の第一線の知識に触れて、未知に触れる重要性や知識を深める楽しさを実感する。
- 資料を読み表現する、意見を聴いてすぐに話すなど英語の4技能を高めることができる。
- 各分野はそれぞれ違っているようで、実はすべて関連があり、文理などの科目が混ざり合っていることを認識する。
- 「世界を活躍の場にする」と強い志を持った他校の生徒たちと協力して、様々な見方・視点があることを体感する。
プログラムの内容
- 美術:浮世絵が西洋絵画にどのように影響を与えたか。日本と西洋の芸術・建築の比較
- 言語:「逆境」の時に使用される言葉は何か?
- 歴史:パンデミックの歴史、医薬・医療の歴史
- 免疫:病原体やウィルスについて、免疫システムやワクチンについて
- 医療:アメリカとイギリスの医療システムの比較、コロナがイギリス社会に与えた影響
各媒体での紹介記事
英語の授業は小学校で学習しておかなければ、ついていけませんか。
小学校で準備をしておく必要はありません。どのように英語学習を進めていくのか、どこを目標にして学んでいくのかを最初の授業から段階的に説明していきます。一回一回の授業にしっかりと向き合い、授業内の活動や課題にきちんと取り組んでいけば、英語の基礎から応用までを身に付けることができます。それが大学進学につながり、女子部卒業後社会に出てからも使える英語力となっています。女子部で英語を楽しく使いましょう!
生徒に対するカウセリング体制は、どうなっていますか。
思春期・成長期の多感な生徒たちは、だれもが少なからず悩みや苦しみを抱えています。女子部では、全教員が生徒一人一人の心の声に寄り添うカウンセリングマインドを持って対応しています。
具体的には、以下のような取り組みを行っています。
- 週に3回、臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーの先生が、専門的な立場からさまざまな悩みの解決方法をさがすお手伝いをしています。(相談は予約制です。)
- 定期考査の前後の一週間は「教育相談週間」として、勉強や学校生活の悩みに耳を傾ける場所を提供しています。教育相談部、その他の教員が昼休みや授業後の時間を使って行っています。
- 各学年、1年に1~2回の生徒面談週間を設け、全生徒に対して担任による面談を実施しています。また、面談週間以外にも、担任・教科担当者・部活動顧問による個別面談を随時行っています。
- より専門的なアドバイスを必要としている場合は、精神科の医師による相談も可能です。南山学園では、「いりなか地区メンタルケア」として、女子部の他、南山小学校・男子部の生徒と保護者を対象にサポート体制を整えています。南山大学保健センターの医師が、生徒・保護者のための相談時間を設け、週に1回、予約制による相談を行っています。
奨学金制度はありますか。
本校の支援団体である「南山中学・高校友の会」による奨学金制度があります。学費支弁が困難と思われる方、学習活動を初めとする生活全般において態度・行動が優れている生徒を対象に、審査の上、中学生には年額24万円、高校生には年額18万円が給付されます。
その他に、高校生対象の奨学金として、愛知県、名古屋市などの貸与奨学金があります。また、加藤山崎教育基金、河合記念奨学財団など民間団体による奨学金もあります。いずれも奨学金を受けるためには、家計状況などに関わる条件がありますので留意してください。それぞれ募集の時期は異なりますが、案内が届き次第、対象となる各生徒に配付したり、教室に掲示したりしています。
また、高校生を対象に就学支援金をはじめとした授業料や入学金の補助が、国・県・名古屋市などにより毎年実施されます。これも家計状況などの条件はありますが、段階別に補助額が設定されており、比較的大勢の方が給付を受けています。
