学校法人 南山学園 南山高等学校・中学校女子部Nanzan Girls’ Junior & Senior High School

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朝のこころ(2018年5月14日)

2018.05.14News

今週は、ピーター指導司祭による「朝のこころ」です。

2018年5月14日 朝のこころ

母の日:お母さんへの感謝の心を振り返って

おはようございます。どうぞ挨拶して、ご着席ください。

ご存じのように、昨日は「母の日」でした。日ごろの感謝の気持ちをお母さんに伝えることができたでしょうか。「いつも、ありがとう」という一言だけでも「心からの感謝の気持ち」をこの特別な日に伝えることは大きな意味があると思います。  

 テレビのニュースや新聞などで皆さんも読んだかと思いますが、百貨店大手そごう・西武が手掛けた13日の母の日にちなんだ「2018年全国一斉母の日テスト」の動画が、話題になっていました。動画は100万回以上も再生されているそうです。その動画は子ども自身が思っている以上に母親のことを知らない様子を浮き彫りにした内容です。動画では、東大生38人が教室に集められ、自分の母親に関する100問を解く様子が撮影されています。テストの設問を事前に知らされず、顔をしかめる学生も少なくはなかったです。設問は母親の年齢などの簡単な問題から、学生時代のあだ名や「あなたの母が無人島に何かひとつ持って行くとしたら」といった難問まで用意されています。試験終了後、試験官から採点は自分でするようにと促された学生たちは一斉に母親に電話し、照れたり、笑みがこぼれたりする様子が写っています。最終結果として、東大生でも正答率は3割程度だそうです。

この動画から、学生たちが自分の母親のことをあまり知らないということが分かるでしょう。それは、東大生に限らず、私達一人ひとりにも言えることではないかと思います。いつもお世話になっている人のことを忘れてしまう、感謝もせず、当たり前と思うことがあるでしょう。お母さんに言われたことに対してついつい口答えし、「うるさい!」と思ってしまうこともあるでしょう。

「母の日」は過ぎましたが、これを機に、お母さんの事、とくにお母さんへの感謝の心、普段の生活で示している姿勢を改めて振り返ることができれば幸いです。

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