学校法人 南山学園 南山高等・中学校女子部Nanzan Girls’ Junior & Senior High School

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朝のこころ(2019年1月21日)

2019.01.21News

今週は、ダシオン校長による「朝のこころ」です。

2019121 朝のこころ

「『MLK デー 2019』~わたしたちは"I Have A Dream"をどう読むか

 

 今日、1月第三週月曜日は、アメリカ合衆国では、あの名牧師、マーティン・ルーサー・キングJr(MLK)の記念日になっています。この記念日を制定するにあたり、1979年に法案が下院に提出されましたが否決されました。理由は、民間人を称えるための休日はアメリカの伝統に合わないからです。しかし、その後、いろいろな議論や運動が行われた結果、1986年1月20日に、初めてこの記念日を祝うことができました。

全ての記念日は、「記憶すべきことが風化していくことを防止する」ためにあります。記念という言葉そのものも示してくれるように、大事ななにかを念じて、記憶(心)の中に大切に保つことです。

私たちが、この記念日に、記憶すべきマーティン・ルーサー・キングJr牧師のことと言えば、あの"I Have A Dream"(「私には夢がある」)の内容ではないでしょうか。

「私には夢がある、いつの日か、...(すべての人が)兄弟愛のテーブル(食卓)に仲良く座ることができるようになるという夢。...いつの日か、すべての人が内なる人格で評価されるようになるという夢。...いつの日か、全ての少年少女が...(いろいろな違いを超えて)手に手をとって姉妹兄弟となることができるという夢が。...」

(演説の内容は『私には夢がある、M.L.キング説教・講演集』、クレイポーン・カーソン、クリスシェバード編、梶原寿監訳;新教出版社103-104頁より。「朝のこころ」のために多くの部分を省きました。( )の言葉は筆者による)。

この言葉は、今、わたしたちに向けられています。私たちが、「牧師の夢の実行者になるように」、と言われている気がします。

この記念日のテーマソングになった、スティービー・ワンダーの歌「Happy Birthday」の歌詞には、次の言葉があります:

「すべての人々が一つになれる鍵は何か 僕らは知っている。

それは遠い昔 君(牧師)が見ていた夢の中にある団結を

信じる人々の心の中に それは生きている。

僕らは夢を現実にできるはず、僕らにはできるよ

心がそう語りかけてくれるから」

50年前、演説の中で、牧師が言った「いつの日か」ということばは、わたしたちの「今」、「今日」ではないでしょうか。

50年前のあの演説の文章を、そのまま読むのなら、それはただ、過去の歴史のまる暗記になるだけです。

牧師の夢を現実にする決心をもって、次にように読み、心に留めておくべきではないでしょうか。

「私には夢がある。今、この日に、仲間と仲良くします。正しく仲間を評価します。共に手を取り合って協力します。」

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